最近、複合機コピー機のリースをやたら悪く表現している「レンタルコピー機」のWEBサイトを見かけます。

「レンタルコピー機」とは、ご家庭やSOHOオフィス向けのインクジェットプリンタに大型のインクボトルを接続しているインク交換の手間を省ける構造になったプリンタです。

さて、複合機コピー機のリースと購入、そしてレンタルにはそれぞれメリット、デメリットがあり一概にどのプランが最適とは判断ができないはずですが、さもレンタルプランが最適なように表現をし、上手にデザインや広告効果で訪問者を誘導している手法がとても気になります。
単純計算で月に5,000枚コピーをしたとして・・・という比較は少々乱暴なように思います。

まず第一に複合機コピー機)とは、手元の資料を速やかに複写・スキャン・転送する機械です。
機械の機能はもちろん、立ち上がりの時間や初動など、様々な比較ポイントがあります。

単独のスキャンとコピー・プリント以外は全く使用できないインクジェットプリンタと、高セキュリティのネットワーク機能を備えつつ、高度で高速なスキャナー機能やサーバー機能及びドキュメント管理機能が標準で備わっている複合機を単純に比較することは難しいはずです。

 




 

オフィスでの複合機(コピー機)の用途を想像してみましょう

▼5人の事業所での用途(例)

  1. 出力(印刷)
    1. 5枚綴りの資料を打ち合わせ用に、25部出力…月に5回(625枚)
    2. 5枚綴りの提案書を営業用に、50部出力(月に250枚)
    3. 5枚綴りの資料を打ち合わせ直前に、10部コピー…月に3回(150枚)
    4. 見積書を月に100枚
    5. 請求書を月に30枚
    6. 出力の内訳…カラー1,025枚、白黒130枚
  2. FAX・スキャナ
    1. FAX受診の際は、共通メールへ送信。(ペーパーレスで運用)
    2. FAX送信するドキュメントはPCから出力せずにFAX送信
    3. FAX送信中(ジョブが3件)に営業資料(5枚)を10分以内に10部出力したい
    4. 取引先からの資料をスキャンして、関係者全員で共有(メール送信またはクラウド)
    5. 営業担当者はスマートフォンでメールに添付されてきたFAXを確認可能

上記の内容を通常の「複合機」と「レンタルコピー機」で比較してみます。

単純に費用だけを比較

 比較対象 当サイト複合機
富士ゼロックス
DocuCentre-V
C2263 4段給紙モデル

レンタルコピー機
ブラザー、hp等

機器代金
(月額)
8,500円  18,000円
カラー出力
(用紙除く)
20,500 0円
モノクロ出力 260円 0円
メンテナンス 0円 0円
費用小計 29,260 18,000円

機能や実務での用途を比較

 比較対象 当サイト複合機
富士ゼロックス
DocuCentre-V
C2263 4段給紙モデル

レンタルコピー機
ブラザー、hp

FAX受信中に出力  ×
FAX送信中に出力 ×
給紙トレイ 4段給紙 1段~2段
手差しトレイ 最大A3
100枚
最大A4
1枚ずつ
スキャン速度 0.9秒/枚
A4(300dpi)
メールへ添付送信
10秒/枚
300dpi
※SDカードへの転送
環境依存 メールでの転送含め、基本ネットワーク経由のため、OSに依存しない。 OSアップデートやユーティリティーの更新により動作が不安定になる。
同時ジョブ

スキャンtoメール
PC-FAX他

×

一つの処理が完了しないと次の処理ができない

業務効率 ★★★★
印刷スピード ★★★
速度が倍速の機種でも料金はさほど変わらない

毎分8枚~20枚ほど
選択肢は0です。
機械の耐久性 ★★★★★
★ひとつつけられません
サポートの信頼度

★★★★★

メーカーはお客様の業務効率が下がらないよう、ベストを尽くします。

交換対応になることも。
交換までの期間は業務に影響

訪問メンテナンス

※基本的に当日対応。午後遅い時間は翌日。

修理できないケースが多い。
後日交換品を配送の場合
早くて2営業日~3営業日

メンテナンスが必要になる印刷枚数

20,000枚~200,000枚
※ドラム交換や搬送部品交換

100枚~1,000枚
家庭用の機種の為、各搬送機構に早期で消耗がでてしまう。

故障頻度
※修理・交換
年に1回 毎月1回では済まない
その都度、業務に影響
障害発生時
業務への影響

遅くて半日程度

2日~3日

※同じ機種がなければ、セットアップもやり直し

 

レンタルコピー機のメリット

挙げるとすれば、複合機との併用でごく短期間の利用です。

例えば、繁忙期にプリンターの台数が不足しており、印刷コストも抑えたい。
使用期間は1カ月~2カ月

こんな条件で月にカラーで3,000枚前後印刷したい場合は良いと思います。

カウンター料金のカラー出力60,000円を15,000円~40,000節約でき、頻繁にプリンターを使用したい場合に、2台あることで、業務効率は上がります。

※普通紙に印刷する場合、インクジェットタイプは画質が少々悪く見えます。